「足裏が痛いけど、そのうち治るだろう」
「歩かなければよくなるはず」
「我慢すればなんとかなる」
こうした“足底筋膜炎あるある”の考え方。
実はこれ、症状を長期化させる最大の落とし穴です。
整体院に来られる方の中でも「数ヶ月~1年以上、ずっと痛い」という人の多くが、まさに“我慢×安静”で悪化させています。
今回の記事では、
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なぜ安静では治らないのか
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やってはいけないNG行動
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早く改善した人が必ずやっているケア
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整体でできるアプローチ
これらを徹底的にわかりやすく解説します。
足底筋膜炎とは?よくある誤解から解説
足底筋膜炎は、足裏にある厚い筋膜(足底腱膜)が硬くなり、
かかと~土踏まずにかけて強い痛みが出る症状です。
「走り過ぎ」「歩き過ぎ」など負担が原因と思われがちですが、実際はそれだけではありません。
● よくある誤解①:炎症だから安静にすればよくなる
→ 実際は“炎症”よりも 硬さ・アーチの崩れ・体の使い方 の方が原因。
● よくある誤解②:足裏だけ揉めば治る
→ ほとんどのケースで、足裏に痛みの原因はありません。
原因はふくらはぎ・もも裏・骨盤など、もっと上にあります。
● よくある誤解③:疲労が抜ければ自然に治る
→ 生活で同じクセが続くため、痛みは慢性化しやすい。
こうした誤解から“ただ安静にするだけ”の選択をしてしまい、改善のタイミングを逃す人が非常に多いのです。
なぜ“安静にするだけ”では治らないのか?
● 原因は炎症ではなく“負担の偏り”
足底筋膜炎は、足裏の一点に荷重が集中することが原因で起こります。
安静にしても、その偏った荷重バランスが変わらない限り、再発します。
● アーチが落ちたままになる
土踏まずのアーチが落ちると、足底筋膜は常に引っ張られた状態に。
休む → 歩く → 痛む → 休む…
この無限ループになります。
● ふくらはぎ・ハムストリングがガチガチ
足裏は単独で動いているわけではありません。
ふくらはぎ〜もも裏〜骨盤が硬いと、足裏に負担が集中します。
安静ではこの“連動の硬さ”が一切改善できません。
● 痛みの根本にアプローチできない
安静=負担を減らすだけ。
痛みの元である「足の使われ方」「歩き方」「姿勢」は変わりません。
だからこそ、
安静にしていたのに治らない人ばかり
という現実が起きるのです。
足底筋膜炎を悪化させるNG行動
● NG①:痛みが治まるまで我慢する
我慢は悪化への一本道。
痛みを“気合いで無視”すると、筋膜の硬さが進行します。
● NG②:朝イチでいきなり歩き出す
足底筋膜炎の痛みが最も出やすいのが「起きた瞬間」。
筋膜が伸びきらないまま体重を乗せると、損傷を繰り返します。
● NG③:クッションのない靴・スリッパ生活
“硬い床 × 薄いソール”は最悪の組み合わせ。
かかとに衝撃が直撃し、炎症が長引きます。
● NG④:足裏のストレッチを無理やり伸ばす
強く伸ばすと筋膜がさらに痛み、翌日悪化することも。
やさしい刺激が基本です。
整体で改善が早い人の特徴
整体に来る方の中で、改善が特に早い人には共通点があります。
● 足裏だけでなく「ふくらはぎ・太もも・骨盤」を同時に整える
足底筋膜炎は“全身の連動”の問題。
足裏だけのケアでは不十分です。
● アーチを本来の位置に戻す
アーチが戻ると、足裏の負担が自然に分散されます。
これだけで痛みの減り方が大きく変わります。
● 歩き方が変化する
正しい重心がわかると、歩くたびに足裏が回復していく“治る歩き方”に変わります。
● 朝の一歩目の痛みが軽減
痛みが改善し始めたサインのひとつです。
自分でできる足底筋膜炎の安全なケア
● ① ゴリゴリやらない「やさしい足裏ケア」
痛みがあるうちは強い刺激はNG。
軽いマッサージだけでOK。
● ② ふくらはぎの軽いストレッチ
膝を曲げた状態でアキレス腱を軽く伸ばすなど、負担の少ない方法がおすすめ。
● ③ 立ち方改善(かかとに体重を乗せすぎない)
足の真ん中に体重を乗せる意識だけでも負担が減ります。
● ④ 朝イチの“ゆっくり荷重”
起床後、まず足首を動かす → 床に足をつけて数秒 → ゆっくり立つ
これだけで朝の一歩目の痛みが軽くなります。
まとめ|足底筋膜炎は我慢と安静では治りません
足底筋膜炎は“痛みの出ている場所”と“原因のある場所”が違う典型的な症状。
だからこそ、足裏だけを休めても改善しません。
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アーチの崩れ
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ふくらはぎの硬さ
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歩き方のクセ
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体重の乗り方の偏り
これらを整えることで、初めて痛みは戻りづらくなります。
もし「長引いている」「朝の一歩目が痛い」「歩くたびに気になる」なら、早めのケアが改善への最短ルートです。


