しゃがむとかかとが浮く…それ、足首だけの問題じゃないかもしれません

しゃがむとかかとが浮く…それ、足首だけの問題じゃないかもしれません

子供の頃は普通にしゃがめていたのに、

・いつの間にか踵が浮く

・後ろに転びそうになる

・深くしゃがめない

・膝や腰がつらい

こんな状態になっていませんか?

実はこれ、身体が「その動きは危険です」とブレーキをかけている状態かもしれません。

しかも原因は、単純に“足首が硬いから”だけではないことが非常に多いです。

身体はチームプレーです。

足首だけが頑張っているわけではありません。

まず疑われるのは「足首の硬さ」

しゃがむ時に重要なのが、足首の「背屈」という動きです。

簡単に言うと、

「つま先に対して、スネが前に倒れる動き」

です。

この動きが不足すると、身体は前に進めなくなります。

するとどうなるか。

身体はバランスを取るために、

  • かかとを浮かせる
  • 膝を内側へ入れる
  • つま先を外へ開く
  • 腰を丸める

などの代償動作を始めます。

つまり、“かかとが浮く”は結果であって、本当の原因は別にあることも多いのです。

実は「前重心」の人ほどしゃがみにくい

意外かもしれませんが、前重心の人ほどしゃがみが苦手なケースがあります。

なぜか。

しゃがむ動作では、本来「後ろへ重心移動」する必要があるからです。

ところが、

  • つま先荷重クセ
  • 反り腰
  • 胸が前に突き出る
  • 肋骨が開く
  • 太もも前ばかり使う

こんな身体だと、重心が常に前へ引っ張られています。

その状態でしゃがもうとすると…。

身体はこう思います。

「いや、それ以上後ろへ行ったら転びます」

結果、かかとを浮かせて無理やり帳尻を合わせます。

まるで前のめりのリュックを背負ったまま、低い椅子に座ろうとしている感じです 🎒

股関節が硬いと、足首に負担が集中する

しゃがむ時、本来は股関節も大きく動きます。

しかし、

  • お尻が硬い
  • 股関節が詰まる
  • 骨盤が前傾しすぎ
  • ハムストリングスが使えない

こんな状態だと、股関節がうまく折りたためません。

すると不足分を足首が代償します。

つまり、

「本来は3人で持つ荷物を、足首1人で持たされている」

みたいな状態です。

これが続くと、

  • 足首痛
  • 膝痛
  • 足底筋膜炎
  • アキレス腱の張り

などにもつながりやすくなります。

胸郭が硬い人は「後ろへ座れない」

ここは意外と見落とされます。

実は胸郭が硬い人も、しゃがみが苦手です。

特に、

  • 肋骨が前へ開く
  • 背中側が膨らまない
  • 呼吸が浅い
  • 猫背なのに反り腰

こういうタイプは、身体の重心コントロールが苦手になりやすいです。

しゃがむ時は、背中側にも空間が必要です。

ところが胸郭が前へ固まると、身体は後方へ重心移動しづらくなります。

結果として、

  • かかとが浮く
  • 前へ倒れそうになる
  • 腰が丸まりすぎる

などが起こります。

しゃがめない人に多い身体の特徴

こんな特徴がある方は要注意です。

足まわり

  • 扁平足
  • 外反母趾
  • 足首が硬い
  • ふくらはぎパンパン

姿勢

  • 前重心
  • 反り腰
  • 猫背
  • 巻き肩

動き

  • スクワットが苦手
  • 和式トイレが苦手
  • 階段で前ももばかり疲れる
  • 片脚立ちが不安定

複数当てはまる場合、身体全体の連動エラーが起きている可能性があります。

当院では「どこがしゃがみを邪魔しているか」を確認します

しゃがめない原因は人によって違います。

例えば、

  • 足首タイプ
  • 股関節タイプ
  • 骨盤タイプ
  • 胸郭タイプ
  • 重心タイプ

など。

そのため当院では、

  • 足首の可動域
  • 重心位置
  • 股関節の動き
  • 胸郭の柔軟性
  • 呼吸パターン

などを確認しながら、原因を探していきます。

「足首だけ揉む」では変わらなかった人でも、身体全体の連動を整えることで変化するケースは少なくありません。

まとめ

しゃがむとかかとが浮く。

これは単なる柔軟性の問題ではなく、

  • 重心
  • 足首
  • 股関節
  • 骨盤
  • 胸郭
  • 呼吸

など、全身のバランスが関係していることがあります。

もし、

  • 昔からしゃがめない
  • スクワットが苦手
  • 足首ストレッチしても変わらない
  • 膝や腰までつらい

そんな場合は、“身体全体の使い方”を見直すタイミングかもしれません。