キックボクシング、柔術、MMA、空手など。
格闘技をしている方ほど「身体は鍛えているはずなのに、なぜか下半身を痛めやすい」という違和感を抱えています。
✔ 病院では「異常なし」
✔ 湿布や安静では改善しない
✔ 練習を再開すると、また同じ場所が痛む
こうしたケースの多くは、筋力不足ではなく、身体の使い方の問題です。
そしてそれは、整体で十分に改善できる範囲であることが非常に多いのです。
今回は、整体の臨床現場で実際に多い
「格闘技で起こりやすい下半身の疾患TOP3」を、
なぜ起こるのか・なぜ整体で良くなるのか、まで含めて解説します。
第1位:股関節インピンジメント様症状(鼠径部痛)
■ どんな症状?
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蹴り動作で股関節が詰まる
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鼠径部が引っかかる・ズキッとする
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開脚やしゃがみ込みが浅くなる
レントゲンやMRIでは「骨に異常なし」と言われることが多いですが、
実際には股関節の可動域が奪われている状態です。
■ なぜ格闘技で起きやすい?
格闘技では
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股関節の屈曲・外転・回旋
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片脚支持での捻り
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骨盤の前後・左右移動
これらを同時に使います。
腸腰筋・内転筋・骨盤周囲が硬くなると、股関節の前方が詰まり、
**骨が悪いように感じる「擬似インピンジメント」**が起こります。
■ なぜ整体で改善できる?
問題は骨の形ではなく、
骨盤と股関節の位置関係・動きの連動だからです。
整体では
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腸腰筋・内転筋の緊張を解除
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仙腸関節の可動性を回復
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股関節が「後ろに逃げる動き」を再学習
これにより、蹴りや立ち上がり動作での詰まり感は大きく減少します。
第2位:膝内側痛(鵞足炎・半月板様症状)
■ どんな症状?
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膝の内側が痛い
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正座や立ち上がりがつらい
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半月板と言われたが手術は不要
■ 本当の原因
膝自体よりも
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股関節が内旋できない
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足首が固まっている
その結果、膝が代償的にねじられているケースがほとんどです。
特に柔術・レスリングでは、
踏ん張りや組み合いで膝に回旋ストレスが集中します。
■ 整体での考え方
膝は「被害者」です。
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股関節の可動回復
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足関節・距骨の位置調整
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中殿筋の再活性
これだけで、膝を直接触らなくても痛みが引くことは珍しくありません。
第3位:足関節不安定症・慢性足首痛
■ どんな症状?
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捻挫を何度も繰り返す
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サポーターが外せない
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ステップで力が逃げる
■ なぜ治らないのか?
「捻挫は治ったけど、足首は戻っていない」状態です。
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距骨のズレ
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腓骨の動きの低下
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足底感覚の低下
これにより、足首は常に不安定になります。
■ 整体でできること
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距骨・腓骨のアライメント調整
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足底感覚の再入力
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股関節との連動回復
結果として、
踏み込みの安定感・ステップのキレが明確に変わります。
まとめ|鍛える前に「整える」
| 症状 | 本当の原因 |
|---|---|
| 股関節痛 | 骨盤と股関節の連動不全 |
| 膝内側痛 | 股関節・足首の代償 |
| 足首不安定 | 距骨ポジションと感覚低下 |
痛みがある状態で無理に練習を続けると、
パフォーマンスは下がり、回復も遅れます。
鍛える前に、まず整える。
それが格闘技を長く続けるための近道です。


