坐骨神経痛かも?と思って放置した結果、回復に時間がかかる理由

坐骨神経痛かも?と思って放置した結果、回復に時間がかかる理由

「お尻から太ももにかけて違和感がある」

「座っていると腰や脚が重だるい」

「もしかして坐骨神経痛かも?」

そう思っても、歩けるし仕事もできる。

痛みも我慢できないほどではない。

だから多くの人が、とりあえず様子を見るという判断をします。

実際、この判断自体は珍しいものではありません。

問題なのは、その“様子見”が長引いたときです。

臨床の現場では

「もっと早く見直していれば、回復は早かっただろうな」

というケースをよく見かけます。


「坐骨神経痛かも?」と思った人が放置しやすい理由

坐骨神経痛を疑ったとき、多くの人がネットで調べます。

すると、

  • ヘルニア

  • 脊柱管狭窄症

  • 手術

  • 一生付き合う可能性

といった、少し重たい言葉が並びます。

その結果、

「そこまでひどくないし、違う気がする」

「もう少し様子を見よう」

と判断してしまう。

さらに、

・以前似たような痛みが自然に治った

・日によって症状に波がある

こうした経験があると、放置の期間はさらに延びがちです。


放置した結果、回復が遅れる典型的なパターン

様子見が長引いた人に多い経過があります。

  • 痛みは少しずつ落ち着いたが、違和感が残る

  • 痛む場所が腰→お尻→太ももと変わっていく

  • 朝だけつらい、座るときだけ痛いなど症状が分散する

本人としては

「悪化していないから大丈夫」

と感じていることがほとんどです。

しかし体の中では、

かばう動きが固定化し、

負担のかかり方だけが残り続けている

という状態が起きています。


なぜ【今すぐ悪化しない不調】ほど長引くのか

坐骨神経痛という名前から、

「神経そのものが悪い」

と思われがちですが、実際には違うケースが多くあります。

多いのは、

  • 骨盤や股関節の動きが落ちたまま

  • お尻や太ももの筋肉が硬くなったまま

  • 足元の使い方が崩れたまま

こうした状態で生活を続けてしまうこと。

神経は、

引っ張られたり圧迫される“環境”が悪いことで症状を出します。

環境が変わらないまま時間が経つと、

痛みが軽くなっても、回復のスピードは落ちてしまうのです。


坐骨神経痛=腰の問題、とは限らない

画像検査では異常がないのに症状が続く。

そんな人も少なくありません。

これは、

  • 腰ではなく股関節の問題

  • お尻の筋肉の緊張

  • 下肢全体の連動不足

などが関係していることが多いためです。

「腰だけ」

「神経だけ」

に注目しすぎると、回復のポイントを見逃してしまいます。


「様子見」が悪いわけじゃない。でも判断基準は必要

すべての痛みをすぐにどうにかする必要はありません。

ただし、次のような場合は注意が必要です。

  • 痛みが引いても違和感が残っている

  • 動き方が変わった自覚がある

  • 同じ場所をかばう癖が続いている

こうしたサインがある場合、

様子見を続けるより、一度状態を整理する方が回復は早くなります。


回復が遅れた人ほど、改善の余地は残っている

坐骨神経痛を放置してしまったからといって、

「もう治らない」というわけではありません。

負担のかかり方を見直し、

体の使い方を整えていけば、

回復が進むケースは多くあります。

大切なのは、

今の症状だけでなく、ここまでの経過を見ること。

それが、遠回りしない回復につながります。


 

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