【反り腰 × 内股】で足に痛みが出る理由

【反り腰 × 内股】で足に痛みが出る理由

“立ち方のクセ”でここまで身体が変わるなんて思わなかった、というあなたへ

「立っているだけなのに腰が重い…」その違和感、実は“足”から始まっています

もしかするとあなたも、こんな経験があるのではないでしょうか。

・長時間立っていると必ず腰がしんどくなる

・太ももの外側ばかり張って、内ももは全然使えていない

・歩くと膝の向きが気になる

・足首が内に倒れやすい

・気づくと“猫背でも反り腰でもない、微妙に歪んだ姿勢”になっている

そして、どこかで思ったはずです。

「もしかして私、姿勢が悪いのかな…?」

そう感じたあなた。

その直感、実はかなり鋭いです。

なぜなら 反り腰 × 内股 は、足に痛みを起こす“非常に相性の悪い組み合わせ”だからです。

反り腰の人は、そもそも 体重が前に逃げやすい

反り腰とは「腰が反っている姿勢」ではなく、

正確には 骨盤が前に倒れすぎている状態(前傾) を指します。

すると、体はこう変わります。

✓ お腹に力が入らない

✓ 重心が前に流れる

✓ 太ももの前側が張る

✓ つま先側に荷重が寄る

この時点で、すでに歩き方は崩れ始めています。

なぜなら、重心が前に寄る人は

かかとで着地できず、つま先でブレーキをかける歩き方 になるから。

これだけでも足にはかなりの負担がかかるのですが、

ここに “内股” が組み合わさると、問題はさらに深刻になります。

内股は「膝・足首のねじれ」を強制する姿勢

内股とは、

見た目の印象以上に“足の構造を壊すクセ”があります。

内股の人は…

・膝が内側に入る(Knee-in)

・足首が内に潰れる(過回内)

・足裏のアーチが落ちる

・ふくらはぎの外側だけが張る

これらがすべて セットで発生 します。

つまり、内股は“ねじれ姿勢”を体に強制するクセ。

そして、そのねじれが 反り腰の前傾と合体すると地獄 なのです。

【反り腰 × 内股】になると、膝の向きと足首の向きがズレる

反り腰で重心が前に行く

  ↓

内股で膝が内側へねじれる

  ↓

足首も巻き込まれ、内側に倒れていく

こうして膝と足首の“軸”がズレます。

このズレが続くと…

・歩くたび足首が痛む

・脛の内側がズキズキする(シンスプリント系)

・足裏に体重が均等に乗らない

・親指側にうまく力が入らない

・足裏の外側だけ疲れる

これらは全部、

軸のズレによる摩耗とねじれ が原因です。

太ももの外側が異様に疲れるのは“使いすぎ”ではありません

反り腰 × 内股の人は、

必ずと言っていいほど 太ももの外側(大腿筋膜張筋・外側広筋) の張りを訴えます。

あなたも鏡を見て、

「外ももだけたくましい…」

と感じたことがあるかもしれません。

でも実はこれ、鍛えられて太くなったわけではなく、

内股の人は本来使うべき内もも(内転筋)が働かず、外側の筋肉が代わりに頑張らされているだけ。

つまり、外側が悪いのではなく、

“内側が働けない構造になってしまっている” のです。

足首が内に潰れると、足裏の痛みが一気に増える

足首が内に倒れると(過回内)、

本来体重が乗るべき 母趾球(親指の付け根) に力が入りません。

すると…

✓ 外側の小指側で踏ん張るクセがつく

✓ 足裏の外側が硬くなる

✓ アーチが落ち、扁平足になる

✓ かかと着地ができなくなる

✓ 足底腱膜炎のリスクが急上昇

つまり、

反り腰×内股の人は、構造的に 足裏へ過剰負担がかかる歩き方 になってしまうのです。

ふくらはぎが常にパンパンなのは“頑張りすぎ”ではなく“役割が間違っている”

よくある患者さんの言葉があります。

「ストレッチしてもふくらはぎが全然柔らかくならないんです」

「整体に行っでも一時的にしか軽くならない」

これは当然です。

なぜなら ふくらはぎが補助している構造そのものが間違っているから

反り腰

 ×

内股

 ×

つま先荷重

この組み合わせは

ふくらはぎを「常にアクセル踏みっぱなし」の状態に追い込みます。

緊張したままでは、どれだけストレッチしても緩みません。

最も見落とされがちな原因

それは“足がねじれたまま地面に叩きつけられている”こと

反り腰 × 内股になると、

歩くたびに“地面に着地する軌道”が大きくズレます。

普通は…

かかと → 足裏 → 指先

この順番で衝撃を分散しながら着地します。

しかし内股の人は…

外側 → 小指側 → 無理やり親指

という 不自然な順番 で着地するため、

足への負担は約2〜3倍に跳ね上がります。

これでは、足が痛くなるのは当然です。

【結論】反り腰 × 内股の組み合わせは “足の痛み製造マシン”

ここまで読んで、あなたはこう感じたかもしれません。

「もう全部当てはまってる…」

「これ、私の姿勢そのままじゃん…」

そう。

反り腰と内股は、単独でも問題ですが

組み合わせることで“痛みの原因が何重にも発生する”最悪の相性 なのです。

ただし――

安心してください。

これは「クセ」であって「故障」ではありません。

クセは変えられます。

足の構造は回復します。

姿勢は整います。

そして痛みはちゃんと消えます。

では何を整えればいいのか?

答えはシンプルです。

① 骨盤の前傾を整える(反り腰の解消)

→ 下腹が働き、重心が後ろに戻る

② 股関節の軸を整える(内股の修正)

→ 膝が正面を向き、ねじれが消える

③ 足首と足裏のアーチを戻す

→ 正しい着地ラインが復活する

この3つが整うと…

・太ももの外側の張りが消える

・ふくらはぎの過緊張が抜ける

・足裏が痛くない

・歩きが軽い

・立ってるだけで疲れない体

これらが“自然に”起きてきます。

最後に――あなたの身体は、もっとラクに動けます

もしあなたが今、

「反り腰で腰がしんどい」

「内股で膝や足が痛い」

「歩くだけで足裏が疲れる」

そんな毎日なら、

それは“あなたのせい”ではありません。

体の使い方が、

あなたの努力とは関係なく少しズレてしまっているだけです。

そのズレを整えれば、

あなたはもっと軽く、もっと自由に動けるようになります。

その変化を、ぜひ体感してください。

当院のご案内

当院は八王子駅から徒歩4分の整体院。通常のマッサージと違ってソフトな刺激も取り入れていますので安全に身体全体を整える事ができます。あらゆる身体の症状は身体の循環が悪くなって起こる事が大半です。身体を整える大切さを多くの患者さんに実感して頂きたいと思っております。症状の改善を考えている方はお気軽にお問合せください。

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