冬の朝、歩き始めに「ズキッ」と痛む人へ
「朝起きて最初の一歩が痛い…」
「なんだか最近、立ちっぱなしが辛くなってきた…」
冬になると、こんな “足裏の違和感” を訴える人が増えてきます。
その正体、実は 足底筋膜炎 かもしれません。
今日は、冬に足の裏が痛くなる理由と、硬くなった足裏を元に戻す方法、
さらに専門家として整体でどこを診るべきかも解説していきます。
■ 足底筋膜炎ってどんな症状?
足底筋膜炎は、足の裏側にある大きな“足底筋膜”が炎症を起こすことで、
かかと〜土踏まずにかけて痛みが出る状態を指します。
特に以下の特徴に当てはまる人は要注意👇
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朝の一歩が鋭く痛む
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日中は忘れるが、立ち上がり動作で痛む
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最近運動量が増えた or 寒くなって歩くのが減った
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足裏を押すと、特定の場所に痛みがある
■ 冬に悪化する原因は「血流」と「硬さ」
🔹1.寒いと身体が“縮こまる”
冬は全身の筋肉や筋膜が収縮しやすく、足裏の柔軟性が落ちます。
すると、歩くときに足底にかかる負担がじわじわ蓄積し、炎症が起こりやすくなるのです。
🔹2.血行不良になる
冷えによって足先の血流も悪くなると、
自己修復の機能が落ちて、ケガが治りにくくなるのも特徴。
肩こりや腰痛の一因にもなる“血の巡り”は、実は足裏でも超重要です。
■ セルフケア①:足裏を温めて「柔らかさ」を取り戻す
まずは、「硬さ」を取ることから始めましょう。
おすすめセルフケア:足裏ホットタオル&ゴロゴロ筋膜ほぐし
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熱めのタオルやお風呂で足を温める(2分〜3分)
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ゴルフボールやテニスボールを足裏でコロコロ(30秒〜1分)
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足指を手で軽く開き、開脚ストレッチをするように全体を広げる
→ 毎日風呂上がりに行うと、足裏の筋膜がじわじわ柔らかくなってきます。
■ セルフケア②:パンプス崩れ・歩き方癖のチェック
「ただ足裏だけを揉んでも改善しない」
それは、歩き方や姿勢のクセのせいかもしれません。
冬は姿勢も崩れやすく、歩き方がちょこちょこ歩きになってしまいがち。
足裏の“構造”が崩れて負担が一点に集中すると、余計に炎症が悪化します。
→ 一度、鏡で立ち姿を見てみましょう。足が内側に寄っていませんか?
左右の体重が均等に乗っていませんか?筋膜は全身で繋がっています。
■ 整体では何をする?
当院では、足裏の痛みでも「足だけ診ること」はしません。
なぜなら足底筋膜炎の根本原因は…
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ふくらはぎの硬さ
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骨盤の傾き
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背骨のアライメント
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足指〜かかとまでの連動問題
など、上半身の癖や運動習慣とも密接に関係しているからです。
📌特に診るポイント:
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足根骨の配列、拇指球の押圧、立位バランス
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筋膜の滑走と偏位(ふくらはぎ〜ハムスト)
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腰椎・仙腸関節の動き
■ 結論:冬こそ足裏のケアを怠るな!
寒くて動きたくなくなる季節こそ、
足裏であなたの身体の不調が「音もなく進行」しています。
本格的に痛みが出る前に、今日から温める・ほぐす・整えるを習慣にしていきましょう。
📲 足裏の不調、気になる人へ
足底筋膜炎はセルフケアだけでは治りにくい隠れ炎症です。
「これ、私の症状かも?」と感じたら、お気軽にご相談ください。


